2008/05/02

KRIEGSTANZ / I SHOT CYRUS split 7"

2001年のイタリア・ジェノア反G8抗議を取り上げたDIYパンク/ハードコア・バンドや作品は数多くあれど、2005年のスコットランド・グレンイーグルス反G8抗議を取り上げたものは極めて少ない。以下に紹介するオランダ/ブラジルのKriegstanz / I Shot Cyrus split 7"は、その内の一つであり、オランダのUPS (Underground Punk Support) がリリースしたもの。そして、本作は、詳細は以下のレビューから参照してほしいが、おそらくその会議前にリリースされており (リリース年代月日がうろ覚えなので)、抗議・対抗運動の拡大をねらったもの。こうした意図でリリースされているのも非常に貴重かもしれない。今年7月の北海道・洞爺湖での反G8行動に向けて、何かいいヒントを与えられれば幸いだ。







KRIEGS
TANZ / I SHOT CYRUS split 7" (UPS)

オランダのKriegstanzは、Seein'Red、Cathodeらのメンバーによるネオクラスティー・ハードコア・バンドだが、さすがにかいいぞ。Tragedyの影響下は明らかだが、Tragedyとはまた違うメロディを奏でているし、彼らより多少ダーク&クラスト度も高く、それに超重厚なDビート・ドラムが腹に響くように繰り出されるサウンドが聴き応え十分。バンドが持つこの派手ではない、真摯な感触もたまらない。ちなみに現在は解散。方や、このバンドは個人的に大ファンのブラジルのI Shot Cyrus。このバンドは既に説明するまでもないと思う。Point Of No ReturnRatos De PoraoInfectらのメンバーによるバンドで、毎度のこの徹底した反資本主義クロスオーバー・スラッシュコアに外れは一切なし。いつもながら凄まじいテンションで繰り出されるナンバーにはほんと上がりっ放しだ。今作の彼らのコンセプトは、「Hate The Police」である。そして、注目すべきは、本作のジャケットの半分が、UKの反資本主義ネットワーク "Dissent!" のインフォのために使われていることだろう。このDissent! は、2005年のスコットランド・グレンイーグルスでの反G8抗議において、多種多様な人々による抗議・対抗運動の自律的な組織化に多大な貢献をしたと言われている。以下よりそのインフォの全訳 (画像は7"よりそのまま) :

2005年7月6日~8日から、世界の最も強力な経済と国家を持つ8人の支配者ーーG8は、スコットランド・バースシャーのグレンイーグルズホテルで行われる、主要な例年のサミットのためにヨーロッパに戻ってくる。

ヨーロッパ中のグループと運動は、ヨーロッパ社会フォーラムでの社会運動の集会から、グローバルな大衆ネットワークであるピ
ープルズ・グローバル・アクションの関係者までが、サミットが「堂々と中断する」ことを要求しました。そこには、同時に世界中の村、町、都市で行動を取るために、人々がスコットランド、そして7月6日の一点に集中するという要求があります。イギリスでは、数十人もの大衆の自主的なグループが、G8サミットへの急進的な抵抗を組織し、現在の社会秩序への代替手段を築き上げる反資本主義ネットワークーーDissent! を創設しました。

1975年、グローバルな石油危機と闘争の全般的な高揚を承認する中、G8は生まれた。その図した役割は、資本主義の危機管理、また、世界貿易、データ移行、石油供給、安全保障のような資本にとって重要な問題でコンセンサスを構築できる討議の場としてありました。それは、安定性の新設と保守のための道具として計画されたのです ; 搾取の安定性です。私たち全体では、G8が長命をもたらそうとするシステムの影響と結果を見ています ; 非情な労働、戦争、飢饉、及び破壊された環境、といった。私たちの誰もがそれらの真の潜在性のために、私たち自身の人生を送ることができない生存をまさに意味するシステム。日々、いたるところで抵抗されるシステム。

この抵抗はしばし世界のメディアのスポットライトから離れて行われます。それは、拒否の個々の行為、同意の散発的・集合的な撤回、そして時々大規模叛乱の劇的瞬間に現れます。2005年のG8サミットは丁度そのような瞬間に機会を与えました。ネオリベラル計画 ーー「本気になった資本主義」ーーは、彼らが非常に多数であるので、ほとんど同じ数の異なった形態を主張する闘争と世界中で激しく争わされるはめになりました。彼らが発生した社会的・物的条件、成された要求、及び示された代案は同様に修正を加えられました。しかし、彼らは、私たちが今日、自分自身を見つけるための多面的な社会・生態系の危機から、私たちの存在のための人間的感覚を取り戻す際に結合されました。これらの闘争、及び彼らが示す希望は確実に続くでしょう。そしておそらく増えます。彼らの多様性の中で、私たちが多くの世界が可能な世界のために闘うからです。

このサミット自体への抵抗はこの多様性の反映になるでしょう。いくつかの者に関しては、優先権がいわゆる世界の指導者と側近が会合するのを止め、戦争、気候変動、及び飢饉を推進する資本主義インフラストラクチャを解体しようとすることにあるでしょう。ほかの者については、G8が推進する疑似グローバルなユニティを象徴的に粉砕することにより、この破産したシステムを非合法と認めるのが重要なことにあるでしょう。特にUKのような豊かな国では。また、それでもG8自体にほとんど関心のない者がいて、そしてグローバルな運動として、共存し、私たち自身の可能性を広げようとする、私たちのような者がかなりいます。たとえ一時的であっても「限りなく」。

この多様性を認識し、
Dissent! は、私たちの抵抗が繁栄できる集合空間を構成し始めました。計画はスペースがサミットの前の月、そしてその間使用可能なように進行しており、したがって、私たちは集団的に要望を実現できます。これらは、リーダーなしで、自由や生態学的な共同体の例の実践を提供する間、お金の数千を収容・供給する自己管理された区域になるでしょう。

このすべてには、人々の力、時間、お金、その他がかかります。
加わる時です!
あなたの地域のDissent! ネットワーク・グループに連絡して、加わってください。
詳細に関しては、ウェブサイトを。
7月前の準備に参加するために、スコットランドへ完全に移動することを考慮してください。あるいは、反弾圧のためのワーク・ショップ、リーガル・サポート、そして連帯のために、サミット後に残ることを計画してください。

あなたのグループでは、ネットワークや組織は、通常ヨーロッパで夏の集会または会議を組織しますが、サミット前または後に、イギリスでそれを組織してはどうでしょうか?
リーフレット、ポスター、「重要な」集合空間のために必要なお金を、必死に寄贈して、工面してください。Dissent! にお金を送ってください。

Cooperative Bank, Soft Code 08-92-99,
Account Number 6515 5518.
Swift Code CPBKGB22
For International bank transfers quote the IBN number :
GB85 0892 9965 1555 18

Dissent! ネットワークは、グループと個人のオープン・ネットワークです。そのルーツは、イギリスのエコロジカル・ダイレクト・アクション・ムーブメント、反権威主義グループ、反戦運動、及び以前の反サミット動員チームです。それは、リーダーなしで、水平に組織され、合意によって決定され、サミットに対する直接行動について話すことに、しっかりコミットされます。2005年2月から、開かれた月例会議を開催するでしょう。ネットワークは、イギリス中からの地域グループ、及び動員の特定の局面に焦点を合わせるワーキング・グループから成ります。イギリスをベースにした国際的な計画はまた、多くのメーリング・リストによって生じています。

For more information :
www.dissent.org.uk or
info-g82005@riseup.net
17 West Montegomery Place,
Edinburg, Scotland, EH7 5HA

「あなたがデモに行って、家に帰れれば、それは大したことです。
だが、権力にいる人間はそれを受け入れることができる。
彼らが受け入れることができないのは、建て続けられる圧力、物事をし続けるグループ、終わりから学び次回より良くしようとする人々です。」

(Reviewed & Translated by Acclaim Collective)

UPS : www.upsrecords.com

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